けいしん内科クリニック

宝塚市中筋の消化器内科・総合内科、けいしん内科クリニックです。

タグ:検査


新年度に入ると健康診断を受ける方が多いと思います。一年間、健康に生活するためには受けておくと安心ですね。
健診の一つである胃の内視鏡検査(胃カメラ)とは、どのようなものか簡単にご説明します。

胃の内視鏡検査は、適量の鎮静剤を使用することで、体に負担なく、痛みもなく終えることが可能です。これは大事な点です。苦痛は体に与える影響も大きく、治療に前向きな気持ちの妨げになることも少なくありません。
毎年受ける胃(大腸)の検査だからこそ、゛鎮静剤゛を使用し、痛みから解放できたら良いと思います。私自身も、怖がり、痛がりです(実は針を刺されるのもダメです)💦
患者さんが「想像していたのと違って、とても楽だった!」と感じられるように配慮しています。

さて、当院の検査は丁寧な問診から始まり、年齢や体調に合わせた量の鎮静剤を使用します。痛みがあれば必要に応じて少しずつ鎮静剤を足していきます。
検査は初めてで不安という方もいます。不安を少しでも取り除けるよう、検査中は常に声かけをしています。また、看護師が患者さんの体を支えて、常に細かな反応もチェックしています。

十分な鎮静を確認してから、鼻(又は口)に内視鏡を挿入します。食道、胃、十二指腸の内部へと観察・撮影しながら進めていきます。
逆流性食道炎の方は、食道の下部(胃の入口)に炎症を起こしてただれています。
問題の゛ピロリ菌゛ですが、これがいるとどうなるのでしょうか?
胃の粘膜が全体に赤みを帯びてむくみ、粘液が多く、でこぼこと鳥肌のようになってきます。慢性胃炎といわれ、早期胃がんが隠れていることもあるので、見逃しがないよう慎重にカメラを進めていきます。診断に必要な箇所は検査用に採取します。この時も痛みはありませんので、ご安心ください。

検査が終わると、10分程度の休憩で目が覚めます。各自適量の鎮静剤を使用しているので、検査直後から目覚められる方が多いです。ふらつきのある方、目覚めの悪い方は少し長くお休みしていただきます。壁で仕切られた休憩個室は、女性の方にも安心して頂ける空間となっています。

結果は後日、精密な組織結果をもとに、患者さんと一緒に写真を見ながらお伝えしています。

以上が胃の検査の流れです。
検査は予約制です。お電話にて、9:00~15:00(月~金、水曜休)の間にご予約をお願いいたします。

********************
*費用は、医療保険の負担割合と生検数によって変わります。念のため1万円程度ご用意頂けると安心です(クレジットカードの取り扱いはしていません)。
*検査で鎮静剤を使用するので、検査後は乗り物の運転は避けてください。
*その他については、予約時にご説明いたします。
********************







こんにちは。

今回は大腸がんについてお話します。


便は大腸の健康状態を反映します。
便に血がつくことがありますか?
おなかの張りや便秘が気になりませんか?

血便や便通の異常がある時、大腸がん検診や人間ドックの検便検査でひっかかった場合だけでなく、40歳を過ぎたら、一度は大腸カメラ(内視鏡)の検査を受けることをお勧めします。
食生活の欧米化から日本人の大腸がんは増加傾向にあり、がんの死因で大腸がんは女性の第一位、男性の第三位となっています。
大腸カメラの検査を受けることは、大腸がんの早期発見につながり、根治が可能になります。
幸い、大腸がんでなかった場合でも、「大腸ポリープ」が見つかることがしばしばあります。大腸がんの大半が、腺腫(せんしゅ)という大腸ポリープを経て徐々に大きくなり、がんに進展したものです。
大腸ポリープが見つかった場合、内視鏡手術で切除することにより、大腸がんによる死亡リスクを大幅に下げることができます。

ご自身の便をチェックする習慣も大切ですね。


宝塚市中筋 けいしん内科クリニック


 

こんにちは。院長の前田です。

前回の続編で、除菌治療の流れについてご紹介します。

 

胃がんリスク検診などでピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)感染が疑われた場合、内視鏡検査(胃カメラ)で「慢性胃炎」であることを確認してから、除菌治療をおこなうことが保険診療で認められています。

 

ピロリ菌の除菌治療により、胃がんの発症リスクを約1/3に抑えることができ、これこそがピロリ除菌治療の最大の目的といえます。

 

通常、2種類の抗生物質と胃酸の分泌を抑える薬を組み合わせて、1週間の内服治療をおこないます。

除菌の成功率は、70~80%程度です。一昔前と比べて抗生物質耐性のピロリ菌の割合が増えて、除菌に失敗する方が4−5人に1人程度います。

きちんとピロリ菌が除菌できたかどうか、服薬終了後6週間くらい経ってから呼気試験(または便の検査)で判定することが大切です。

もし、1回目の除菌治療でピロリ菌が残っていた場合には、抗生物質の組み合わせを変えた二次除菌治療が可能です。二次除菌治療も保険の適応があり、成功率は90%程度です。

日本人の場合、乳幼児期の感染がほとんどですので、除菌治療成功後に再感染する割合はかなり稀です。

 

除菌治療後に、胃の調子がよくなる方も多く、「胃の病気とおさらば・・」と言いたいところですが、胃がんの危険性がゼロになったわけではありません。除菌治療後でも、胃粘膜の萎縮・腸上皮化生という“老化変化”が残っていると「早期胃がん」が見つかる場合があるので、年1回の定期的な内視鏡検査を続けていくことが大切です。

 

ピロリ菌・・除菌後も油断禁物ですね。

 

このページのトップヘ